エンジニアリングが好きな私たちのためのエンジニアリングマネジャー入門という本を読んだ。
この本では価値観というワードが何回も出てきて、チーム運営では大事な要素とのことだった。
自分や他人の価値観について深く考えたことがなかったので新たな気付きとなった。
自分のために「なぜチームで価値観を共有することが大切なのか」を整理したいと思う。

価値観とは？

価値観は、行動の動機づけとなるもの。
自分や他人、またはチームや組織の価値観を知ることによって、気持ちよく働くための気づきを与えてくれる。

価値観が合うチームや企業だと気持ちよく働ける。
逆に自分の価値観と異なる仕事や組織で長期間働くとモチベーションが低下し燃え尽き症候群となってしまう。
そのためマネージャーは他者の価値観に配慮や感謝をすることが重要となる。

価値観は時間によって変化するので、定期的に価値観を見直そう。

個人の価値観をチームで共有するメリット

個人の価値観を知ることで、その人はなにに賛同するのか、どういう人間になりたいのかを知る助けとなる。
この価値観をチームメンバーで理解し合うことで次のようなことが期待できる。

• 信頼関係を作りやすくなる
  
  • 自分の内面をさらすので、自分の弱さもさらけ出しやすくなる
    
    • 弱さを見せると親しみが湧きやすい
      
• 対立が起きる理由を知れる
  
  • 対立は価値観の不一致によって起こる。どんな価値観の不一致なのかを理解することで対立の回避や解決の手助けになる
    
• 相手に寛容になれる
  
  • 相手の大事な価値観を知ることで、コミュニケーションや仕事のやり方を相手に合わせる思いやりが生まれる
    
• 異常に気づくことができる
  
  • その人の表明する価値観と矛盾する行動をその人がとっていると、満たされないニーズがあるのかもしれない
    

マネージャーとしては、価値観を通してその人のやりたい仕事やなりたいキャリアも見えてくるので、メンバーのキャリア支援としては重要な情報だと思う。

チームの価値観を作ることの大切さ

個人の価値観を理解し合うだけではなく、チームとしての価値観をメンバー全員で作ることも重要。
価値観を作ることで、その価値観のもとで働くことができるので気持ちよく働くことができる。

採用をする際の基準にもなるし、価値観にしっくり来なくなったら自分のキャリアを見直すきっかけにもなる。

企業の価値観と向き合うことの大切さ

企業にも価値観がある。バリューがまさにそう。
企業の価値観と個人の価値観が合うと気持ちよく働ける。

企業の価値観とは企業の実現したいものの方向性を示していることになる。
今してる行動が企業の価値観と一致してるかを確認することで、正しい方向性で行動できてるかを検証することができる。

なので企業の価値観は理解しやすいく照合しやすいことが重要。
これに意見できる環境があれば、積極的に見直しを提言していきたい。

まとめ

「なぜチームで価値観を共有することが大切なのか」の答えとしては「気持ちよく働くため」だと自分は思った。
チームで信頼関係を作ったり企業と同じ方向を向いて仕事することも全部これだ。
働いてるみんなが気持ちよく働けるのが最高の環境だと思う。

気持ちよく働ける環境を作ることに努力していきたい！！！